保育現場をのぞいてみよう

心を澄まし、子どもから感じとる・・・。
声の響きや動き、雰囲気などは、写真でお伝えしきれませんが、ご覧頂けたら有り難いです。

📷  「子どもに感謝する保育」 の巻

「子どもに感謝する保育」 の巻
「子どもに感謝する保育」 の巻

ある朝、年少さんが園庭に出てみると・・・。

「あれぇ~」「何か落ちてるね」「だれのだろう?」

すると子どもたちが「なわとびだ!」「ここに名前が書いてあるよ!」

「子どもに感謝する保育」 の巻
「子どもに感謝する保育」 の巻

「きっとこまってるねぇ、届けてあげよう」みんなで考えて届ける事になりました。

でも どこに届けたらいいのかわからないよ・・・。

保育者は「そのお兄ちゃんのお部屋あそこなんだけど・・・」ちょこっとひかえ目に指を差しました。

「よしっ、みんなで届けよう!」

「子どもに感謝する保育」 の巻
「子どもに感謝する保育」 の巻

お部屋に到着。

みんなが脱いだ履物をそろえてくれる子がいました。子どもの気づきと思いやりの行動に保育者は「ありがとう」と声を掛けました。

いよいよお部屋の中に入って行きます。保育者は子どもを信じて外からそっと見守ります。「お兄ちゃんいるかなぁ

「子どもに感謝する保育」 の巻
「子どもに感謝する保育」 の巻

「あっ! ぼくのだ!」「届けてくれてありがとう!」

無事落とし物を届けることができたようです。

保育者は一人ひとりに「ありがとう」と声を掛け、子どもたちは満足げに園庭へと戻って行きました。

「子どもに感謝する保育」 の巻
「子どもに感謝する保育」 の巻

保育者の子どもへの「ありがとう」という感謝の言葉は、子ども同士に広がり、他の子に対する思いやりの行動にあらわれ、幼稚園全体に温かい雰囲気が伝わっていきます。

保育者が子どもの自立、自律を願い、真の愛情で考えた誘導が「おとなの価値観の押しつけ」にならぬよう、子どもに「4つの喜び」があるかで保育の評価をしています。

「4つの喜び」

1.遊んだ・活動した喜び、2.伸びた喜び、3.考えた喜び、4.みんなでやった喜び

ハンカチが落ちていた時,これを保育者が拾ったのでは,子どもに感謝できないだけでなく,彼らの気づきや仲間づくりのきっかけを奪うことになる.保育者の「ハンカチを拾いなさい」と言う指図では気づく子や他の子を思いやる子は育たない.子どもがハンカチを拾った時,「よく気がついたね.落とした子は困っているだろうね.ありがとう.だれのだろう」などと語りかける.この子は拾わないと考えた時は,彼がハンカチを見た瞬間,「桃香さん,ハンカチを拾ってくれるの.ありがとう.先生,助かるわ.だれが落としたのだろうね.みんなにもお願いして一緒に探そうか」と話しかけるなど,子どもに感謝する機会は多い.

国立兵庫教育大学名誉教授 原田碩三先生

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📷  ホースを巻く!の巻

なごやかな雰囲気。ゆとりある時間。遊び心。こんな要素が集まると・・・? 

大人にとっては、ただ「ホースを巻く」こんな活動も、子どもにとっては心を満たす素敵な「遊び」になります。

ホースを巻く!の巻
ホースを巻く!の巻

ある朝、スタッフが芝生に水をまき終えると・・・。

オレンジ帽子の年少さんの男の子がホースを巻きはじめてくれました。

それに気づいた紺色帽子の年中さんの男の子がお手伝い。

でもこのホース、長さが約50m。大人の力でも、とっても重いんです。

このあとどうなるか、そっと見守ってみましょう。

ホースを巻く!の巻
ホースを巻く!の巻

「んー、重い」「上手く巻けないなぁ」

すると今度は年長さんの女の子がやって来て・・・

「どれどれやってあげる!」「よいしょ!」

「んー、やっぱり重い」

ホースを巻く!の巻
ホースを巻く!の巻

そこへ今度は年中さんの女の子が登場。

どうやら重くて巻けないのを見て、ホースを引っ張る方法を考えついたようです。

それを他の子に伝え合う姿も見られます。

ホースを巻く!の巻
ホースを巻く!の巻

「よいしょ!よーいしょ!」

引っ張る子、巻き取る子、役割分担ができてきたようです。

とっても楽しそうです。

ホースを巻く!の巻
ホースを巻く!の巻

緑帽子の年長さんの男の子も引っ張る役に加わってくれましたよ。

おやっ? 引っ張る子が多くなって、年少さんが頑張っている巻き取りが間に合わなくなってきたようですね。

ホースを巻く!の巻
ホースを巻く!の巻

すると・・・。

さすが年長さん。年少さんが困っているのに気がついて手を貸してくれました。

年少さんもひと安心。

ホースを巻く!の巻
ホースを巻く!の巻

引っ張る役目の子も気がついて駆けつけてくれました。

だんだん巻き取るスピードも上がってきました。

ホースを巻く!の巻
ホースを巻く!の巻

手前のオレンジ帽子は年少さんの女の子です。

一生懸命自分にできることを探していましたが、ホースの先のノズルを持つ役割を見つけ、嬉しそうでした。

ホースを巻く!の巻
ホースを巻く!の巻

「やったー!! でーきたー!!」

みんなのちからが一つになって大きなちからになりました。

最初にホースを巻きはじめた年少さんは、一輪車を押しながら去っていきます。その姿が誇らしげに見えました。

ホースを巻く!の巻
ホースを巻く!の巻

「のびのび充実保育」は、毎日のゆとりある生活の中で、子ども同士が気づき合う、考え合う、教え合う、伝え合うなど、子どもたちが楽しみながら、いろいろ体験することを大切にする保育です。「ホースを巻く」という体験は一例ですが、このような体験を通じて、子どもたちの心は満たされ、そして思いやりや知恵、意欲のある、たくましく丈夫な子へ育っていきます。


「子どもが主役」の「のびのび充実保育」

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📷  リレーでころんだ子に… の巻

年少さんがリレーをしていたよ!

リレーでころんだ子に… の巻
リレーでころんだ子に… の巻

よーいスタート! リレーがはじまりましたよ!! 

あれれ~、ころんじゃったー。

リレーでころんだ子に… の巻
リレーでころんだ子に… の巻

とっさに保育者の方をみました。 

保育者をみて安心したようです。

とんできてくれたのはおともだちです。

保育者は日頃のこの子の様子や、ころんだ時の表情等から、あえて余計な手や口を出さないで、見守りました。

リレーでころんだ子に… の巻
リレーでころんだ子に… の巻

大丈夫? うん。 自ら立つ姿が見事でした。

ふたたび走り出しました。

リレーでころんだ子に… の巻
リレーでころんだ子に… の巻

保育者の思いが届いたのでしょうか?

リレーでころんだ子に… の巻
リレーでころんだ子に… の巻

無事次の子にバトンを渡しました。

保育者は傷の確認をしています。

リレーでころんだ子に… の巻
リレーでころんだ子に… の巻

そして褒め、認め、共感します。助けに行ってくれた子への感謝も忘れません。

日頃からの信頼関係づくりがうかがえるひと時でした。


1.子どもとの信頼関係づくりを重視します。
2.子どもの情緒が安定していきます。
3.思いやりのある子が育ってきます。
4.他の子を思いやる姿が見られるようになってきます。

子どもが課題に気づき、子ども同士が育ち合う。
子どもが主役の のびのび充実保育。

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📷  フェンスの向こうのボールをとる の巻

子ども同士が協力し、課題を解決する。 

子ども同士で知恵を出し合い、判断力のある子に・・・。

フェンスの向こうのボールをとる の巻
フェンスの向こうのボールをとる の巻

キックしたボールがフェンスの向こうにはいっちゃったー。 

でもだいじょうぶ。こういうときは棒でとれるんだよっ。

あれれ~、フェンスの上から棒を伸ばしてみたものの・・・。もう少しなのになぁ~。

ねぇねぇこうしてみたらどう? 

フェンスの向こうのボールをとる の巻
フェンスの向こうのボールをとる の巻

フェンスの間から手を・・・。

あっ、とどいたぞ!!  お友達も応援しながら見守ります。

フェンスの向こうのボールをとる の巻
フェンスの向こうのボールをとる の巻

もうちょっと。 よしっ! あとは僕に任せて!

フェンスの向こうのボールをとる の巻
フェンスの向こうのボールをとる の巻

よーいしょっと。やったー。ボールがとれたよ!

子ども同士で、知恵を出し合い、

気づき合い、伝え合い、

課題解決を繰り返し育ち合っていく。

いつでも主役は子ども・・・。

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📷  子どもたちが話し合うの巻

子どもが課題に気づき・考え・話し合って解決する

子どもたちが話し合うの巻
子どもたちが話し合うの巻

課題に気がついた子が「みんな、ちょっと集まって~」と仲間を集めて話し合う・・・。

遊びのルールづくりや、ルールやメンバーの変更、もっと楽しく遊ぶアイデアなど・・・。

保育者は子ども同士が育ち合う大切な時間をそっと見守ります。

子どもたちが話し合うの巻
子どもたちが話し合うの巻

子どもたちが、ルールを破ったが気づかない時や解決しようとしない場合などは、保育者が集団保育の特性を生かして、

「ちょっとみんな待ってー」「ちょっとみんな集まってー」「みんな聴いてー」などと、子どもを集め、

子どもが<課題に気づき、考える言葉をかけ> ⇒ <話し合いで解決する>よう支援します。

保育者は子どもの輪から離れたり近づいたりしながら徐々に子ども同士の話し合いへと誘導します。

子どもたちが話し合うの巻
子どもたちが話し合うの巻

こちらでは・・・? 丸十鬼をはじめようと、年中さんが線を引きはじめると年長さんがお手伝いしに来てくれたようです。

丸十鬼がはじまりましたよ。でもあれれ? 

丸の中に年少さんがきてお砂遊びをはじめたようです。ぶつかったら危ないかな?

子どもたちが話し合うの巻
子どもたちが話し合うの巻

保育者は子どもの気づきを待ち、「ちょっと心配だね~」等の声掛けで気づきにつながる働きがけを行います。

しかし、気づかない、話し合いがはじまりそうにない等の場合は保育者が「ちょっと集まって~」と声を掛け、子どもたちの気づきを促すのです。

子どもたちが話し合うの巻
子どもたちが話し合うの巻

そしてこのような活動を体験して、課題に気づく、みんなで考える、子ども同士が話し合って民主的に課題を解決することを学んでいくのです。

子どもたちが話し合うの巻
子どもたちが話し合うの巻

どうやら場所を移動して遊ぶことになったようです。保育者はこんな素晴らしいアイデアを出してくれた子どもに感謝の言葉をかけます。保育者が教えるのではなく、子どもたちが話し合いで解決する。自立・自律する子を目指して・・・。
楽しそうに丸十鬼がはじまりました。

子どもが
①遊んだ・活動した喜び
②伸びた喜び
③考えた喜び
④みんなでやった喜び
四つの喜びを大切にしています。

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📷  子どもを見守る保育者の姿勢

保育者は子どもに対し「指示」「命令」「禁止」「許可」をせず、話すよりも聴き上手、和やかな笑顔と言葉掛けで接します。
子どもが「快」の気持ちで心を満たすことが何よりも大切と考えているからです。

子どもを見守る保育者の姿勢
子どもを見守る保育者の姿勢

子どもを見守る保育者は、子どもの素晴らしい発言や行動に対し、その場でタイミング良く、子どもの心に届くように感動的にほめ、

感謝します。さらに、設定保育の前に、みんなの前でもほめ、認め、共感し、感動し、感謝します。

子どもを見守る保育者の姿勢
子どもを見守る保育者の姿勢

保育者が遊びを教えるのではなく、近づきすぎないで少し"間"をとっていると・・・。年上の子が年下の子に遊びを伝えてくれました。

このように保育者が子どもに感謝する場面はたくさんあります。「ありがとう」でいっぱいの園庭はとてもあたたかです。

子どもを見守る保育者の姿勢
子どもを見守る保育者の姿勢

上の例では、砂を投げた子を見つけた保育者がみんなを集めて話し合いをはじめました。

どうしてダメなのか・・・。保育者が教えるのではなく、子どもから意見を引き出し、発言をほめる、認める、共感する、感謝する・・・。

こうした一場面、一場面を大切にしながら、話し合う、気づき合う子どもが育っていきます。

子どもを見守る保育者の姿勢
子どもを見守る保育者の姿勢

話し合いが終わったようです。

保育者はこのタイミングを逃さず活かし、しっぽとりをしていたグループとの熱中活動へ誘導していきました。

楽しそうにしっぽとりがはじまりましたよ!

①差別をした、②他の人に大きな迷惑をかけた、③命にかかわる時は、二度とそのような事を繰り返さないようクラスや集団、全員の問題として話し合います。

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📷  「ばくだんゲーム」をやりたいの巻 ラインカーがこわれた?

 「ばくだんゲーム」をやりたいの巻
 「ばくだんゲーム」をやりたいの巻

「こまったぞ~!」「しろい線が引けなーい」年少、年中さんが困っていると・・・。すぐに気がついてくれた年長さんが登場!

 「ばくだんゲーム」をやりたいの巻
 「ばくだんゲーム」をやりたいの巻

ふむふむ・・・。 ちからいっぱい・・・

 「ばくだんゲーム」をやりたいの巻
 「ばくだんゲーム」をやりたいの巻

さかさにしてみたり・・・。「よし、誰か呼んでくる!」見守る保育者には目もくれず、仲間を呼びに・・・。

 「ばくだんゲーム」をやりたいの巻
 「ばくだんゲーム」をやりたいの巻

「どれどれ、ぼくがみてみるよ!」 もう一度仲間と挑戦・・・。

 「ばくだんゲーム」をやりたいの巻
 「ばくだんゲーム」をやりたいの巻

「もうはじめようぜ!」手書きの線をかくことになったようです。子どものちからで「ばくだんゲーム」が はじまりました。

子どもが課題や問題に気づき仲間と協力して解決し、自立・自律していく姿を支援させて頂いています。

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📷  ボールが木の上にのっちゃったーの巻

ボールが木の上にのっちゃったーの巻 2009年 7月30日
ボールが木の上にのっちゃったーの巻 2009年 7月30日

「あっー!!ボールが木の上にのっちゃった~!」「こまったぞー!どうする??」子ども同士で知恵をだしあって・・・。木にのぼる子・・・。

ボールが木の上にのっちゃったーの巻 2009年 7月30日
ボールが木の上にのっちゃったーの巻 2009年 7月30日

木をゆらす子・・・。他のボールをぶつけてみる子・・・。

ボールが木の上にのっちゃったーの巻 2009年 7月30日
ボールが木の上にのっちゃったーの巻 2009年 7月30日

塀に登ってバットを伸ばす子・・・。

保育者は日頃の観察から、子どもができること、助けが必要なことを見極め、必要なかかわりだけをし、余計な手出し口出しを控えて見守ります。 

ボールが木の上にのっちゃったーの巻 2009年 7月30日
ボールが木の上にのっちゃったーの巻 2009年 7月30日

「やったー!!大成功!! ボールが取れた―!」 楽しくサッカーがはじまったよ!

子どもが課題や問題に気づき仲間と協力して解決し、自立・自律していく姿を支援させて頂いています。

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